2016.12.22

開業前に知っておきたいクリニック広告の種類と特徴 

広告

念願叶って開業したクリニックも、ご自身の診療圏に認知されなければ集患が見込めません。開業と同時に多くの患者数を確保するためには、開業前からの広告宣伝が必須になります。
とはいっても、医療クリニックの広告宣伝には様々な規制があるため、具体的に何をしていいかわからないこともあります。
集患力を高める、クリニックの効果的な広告宣伝の方法を解説いたします。

広告を出さないと集患が難しい理由

開業したばかりのクリニックは認知されていない

開業したクリニックは、宣伝や広告をしないと人が集まりません。

その理由はクリニックが診療圏に知られていないこと、スーパーや飲食店とは異なり、医療は日常的に発生するニーズではない(=たまにしかクリニックへ行かない)ことがあげられます。

開業と同時に来患してもらうためには、開業前からの計画的な宣伝と広告掲載が必須となります。

集患に活用したい広告媒体と特徴

クリニックが広告を出きる内容と媒体は限られている

医療行為は生命に関わるため、虚偽広告を信じた患者が致命的なダメージを受けないように、クリニックの広告は医療法によって規制されています。

そのためクリニックを開業しても、通常の広告やチラシと同じくキャッチコピーや宣伝文をつけて集患をすることは出来ません。

一般の宣伝や広告に比べると伝えることができる内容が限られるため、クリニックの宣伝と広告掲示は、規制の範囲内で最大限に活用することをおすすめします。

クリニックが活用できる9つの広告と効果

規制の多いクリニックが活用できる宣伝方法と広告媒体をご紹介いたします。

(1) 医院前の看板

歩行者やドライバーの見やすい位置に設置します。

地域住民にとって看板はクリニックのイメージそのものになります。

患者の印象を決める重要な宣伝になるため、文字のレイアウトや記載内容はプロに頼むなど、最大限に工夫することが大切です。その際、字体やレイアウトなどは、様々な選択肢があります。ご自身のクリニックのコンセプトにマッチするようなデザインを選びましょう。


(2) ホームページ

ホームページは、地域のウェブユーザーすべての方へアプローチすることができる今やクリニックでも必須のツールとなっています。

またホームページは広告の中でクリニックに関する最も多くの情報(文章・写真や動画など)を発信することができるという特性上、他の広告と連動させるとさらに大きな効果を期待できます。

例えば、駅看板やパンフレットなどに掲載できる情報は、スペースの関係上限界がありますが、「詳しくはホームページへ」とURLやQRコードなどを掲載し誘導することで、より多くの方にクリニックに関する情報を詳しく知ってもらえることができます。

出来るだけ早く集患を開始する方が良いため、開業の2、3ヶ月前から設置することがポイントです。 現代では検索エンジンを使い、クリニックを探す患者が多いため、ホームページは集患の中心広告と考えます。


(3)野立て看板

郊外に立地している場合や、人通りの少ない場所にあるクリニックに効果を発揮します。

掲載費用は看板制作費が数十万円、掲載料が月々数万円からと、やや負担が大きいですが、主要な道路交差点近くなどに設置すると人目に止まり、大きく集患が見込めます。


(4)駅看板

地域密着型のクリニックにおすすめです。 駅看板は、一般的に多くの人目に止まるため、集患力が高い広告媒体と言われますが、駅の中には大小さまざまな種類の看板があります。

どこに出していいのか判断がつかない場合は、必要に応じ、専門家の意見を仰ぎましょう。

集患力を持つ分、月々の費用が高額になりますので、掲載場所やデザイン設計をしっかり考えて出すことが大切です。


(5)バス広告

広告を車内やバスの扉などに掲載するものと、アナウンスタイプがあります。

一般的に集患効果が高いのは広告掲載です。診療圏にバス利用者が多い場合に効果的です。


(6)新聞折り込み・ポスティングチラシ

集患力の高い方法です。ですが、開業時しか行なう事ができないので、事前に計画を立てて行ないたいです。

クリニックの多くは地域密着型であり、患者の8割以上が近隣からになります。そのため診療圏の住民へ向けて新聞折り込みやポスティングを行なうと認知度が一気に上がり、集患が期待できます。

より多くの集患を期待するには、可能な限り多くの部数を入れる、複数回折り込みを行なう、ポスティングもする、など出来るだけ投資することがおすすめです。


(7)内覧会

新聞折り込みやポスティングに、内覧会の日時を記載すると集患率が上がります。

クリニックは、通常ケガや病気などにならない限り、訪れない場所である、医師に会える機会は意外とありません。そんな中、内覧会はケガや病気などではなくても医師に会える絶好の機会になります。

内覧会を通じて、クリニックの強みや、医師の人柄の良さなどを感じてもらえれば、集患につながります。


(8)挨拶状

独立前に勤務していた病院の関係者や、知人友人など直接面識のある人に開業を知らせるのに有効です。

以前勤めていた病院の患者に対して送付する場合は、個人情報保護の問題が発生しますので、勤務元の病院の協力が不可欠です。


(9)商店街や老人会など団体への告知

商店会や老人会は地域の重要なコミュニティで、影響力の大きな人が多く存在するため、口コミ拡散が期待できます。

またビジネス街に開業した場合は、見込み患者になりうる多くの社員が働く企業への挨拶は効果的です。

まとめ

設備の点検やスタッフの採用など、クリニックの新規開業時は多忙になりがちですが、集患のための宣伝や広告掲載は、クリニックの開業後では間に合いません。

集患はクリニックの売り上げを左右する大切な課題です。まとまった時間を作り、クリニックの宣伝や広告掲載のプランを練ることをおすすめいたします。

  • 2018年度開業基礎講座受付中!
  • 2018年度経営基礎講座受付中!