2017.02.15

口コミによる集患を狙うための簡単パンフレット有効活用術

最近、多くのクリニックが自院パンフレットを作成しています。内容はクリニックの簡単な紹介や先生紹介ですが、これを有効活用できていないクリニックはとても多いです。
パンフレットは作って終わり、ではなく、患者さんの手元に渡らなければ意味がありません。そして、その手元に届かせる努力、工夫を怠るのはとてももったいないのです。
パンフレットを有効活用することで来院数に大きな差が出ることもあります。この記事ではまずパンフレットの有用性について解説し、次に具体的な活用術を紹介しています。ぜひ明日から実践してみましょう!

パンフレットの存在が口コミを増やす

口コミには大きな力があります。一度来院した患者が「あのクリニック良かったよ」と周囲に話せば、それを聞いた人が病気に罹患したとき、新患として来てくれるかもしれません。このように口コミは来院数に大きな影響を与えるのです。

しかし、口コミをするにも多くの患者はどうやってクリニックについて口コミをすればいいか分からないと悩んでいます。飲食店なら、あの料理がこんな味で美味しかった、と具体性のある口コミができますが、クリニックの場合は抽象的な部分が多く、口コミをするのが難しいのです。

先生の経歴や専門などはクリニック側が発信していかない限り、何回来院しても知ることはできないでしょうし、設備など専門的なことは患者には分かりません。

また、ホームページを作成しているクリニックは年々増えていますが、高齢者の方はそもそもインターネットに触れることがあまりないでしょう。 十分に発信の機会を作っている、だからみんな知っているはずだと思い込まず、新患や既存の患者にもクリニックや院長について知ってもらう取り組みをどんどん行っていくべきです。そして、パンフレットはその大きなきっかけになりうるものです。パンフレットにぜひ知ってほしい内容を盛り込み、患者に渡すことでより詳しく、より具体的にクリニックのことを知ってもらえるようになります。

他にも、写真を載せることにより、直感的に理解できる内容が増え、多くの情報を簡単に伝えることができます。 また、口コミの際にパンフレットがあれば、格段に紹介しやすくなるというメリットもあります。 以上のように、パンフレットを有効に活用すれば、口コミでの拡散に大きな好影響を与えることができるのです。

口コミを増やすためにパンフレットに記載すべき内容

基本的にはクリニックが患者さんに知ってほしい内容を記載します。

例えば、具体的な診療内容や診ることができる疾患、そのクリニックの特徴や専門性、診療時間やアクセス情報といった基本情報などです。 院長の経歴や人となりがわかるエピソードなどを載せることも効果的です。やはり機械的な情報の羅列ばかりではなく、人情を感じるストーリーなども載っていたほうが親しみが湧くものです。

他に、患者さんからのよくある質問などを記載してもいいでしょう。 パンフレットのサイズは、A4の3つ折りや2つ折りサイズが手に取りやすく、一般的な大きさです。

ちょっとした工夫で明日からできる!簡単パンフレット活用術

パンフレットは院内の待合室に置いてあることが多いですね。しかし、これでは患者がパンフレットを持って帰ることはあまりないでしょう。患者さん目線で考えてみてください、あなたは今までに病院の待合室に置かれているパンフレットを持って帰ったことがありますか?ない、と答える方がほとんどだと思います。

では、どうすれば患者にパンフレットを持ち帰ってもらえるのでしょうか。

新患には会計時に一緒にパンフレットも渡す

会計時に薬等と一緒にパンフレットも渡しましょう。能動的に取ってもらうことが難しいなら、受動的に受け取ってもらえばよいのです。

また、薬などと一緒に渡すことで、まとめて鞄の中に入れてもらえるチャンスが生まれます。 受付時に渡すのも良い方法です。待ち時間に目を通してもらえますし、自院の特徴を把握したうえで診察に入ることができるからです。

クリニックの外の看板にパンフレットを設置する

クリニックを訪れる機会は基本的にほとんどありません。病気になったり、怪我をしたりしない限り中に入ることはほとんどないでしょう。飲食店のように、気になったから少し入ってみよう、とはなりませんよね。しかし、主にパンフレットを受け取ってもらいたいのは、まだクリニックに訪れたことがない人たちです。

そこで、クリニックの外の看板にパンフレットを設置してみましょう。看板が気になったタイミングで同時にパンフレットも視界に入りますし、この位置なら看護師などの目を気にせずに気楽にパンフレットを取ることができます。

近隣の薬局や連携クリニック、老人会などにパンフレットを置かせてもらう

自院の中だけでなく、近隣の薬局などにもパンフレットを置かせてもらいましょう。また、老人会などアナログな情報収集に慣れているグループにアプローチするのも効果的ですね。

こういった取り組みを行っているクリニックはそれほど多くなく、差別化を図る大きなチャンスです。 上記の場所は基本的に無料で置かせてもらえます。また、有料にはなりますが、区役所や郵便局なども置かせてもらえる場合があります。

ポスティングも条件により可能

ポスティングとは各家の郵便受けやポストに広告やチラシ、パンフレットを入れることです。パンフレットの内容が医療広告規制に抵触した内容になっていないことと、医師会に入っている場合は医師会への確認をしたうえで問題がなければ、クリニックのパンフレットのポスティングが可能です。

病診連携・診診連携においてもパンフレットは有効なツール

近年、各医院、各クリニックの専門性が増しており、病診連携、診診連携はより重要になっています。密な連携を取っていくためには、自院がどの分野を担当できるのか、地理的にどの範囲までをカバーできるのかなどを近隣のクリニックや病院に周知していかなければなりません。

そしてその際にも、パンフレットは非常に有効なツールになりえます。 パンフレットに得意分野や有している設備を記載しておけば、パンフレットを渡すだけでも自院の専門分野を他の病院に伝えることができます。

また訪問診療などをしている場合、簡単な地図を載せておけばパッと見ておおよそのカバー範囲が把握できます。 病診連携や診診連携が上手くいけば、自院の専門分野である患者を多く診ることができますし、設備の関係上、診察や治療ができない患者を他のクリニックへとスムーズに紹介することもできます。こうしてクリニック同士のネットワークが広がっていくことにより、結果として来院患者数は増え、また患者が満足できる医療を提供できるようになり、多くの人の利益につながっていくのです。

 

参考:勉強会セミナー

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>クリニック開業基礎講座

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まとめ

ここまでクリニックにおけるパンフレットの重要性や活用術について解説してきました。多くのクリニックで宣伝や周知活動が軽視されがちですが、クリニック数がどんどん増加している昨今、その重要度は増しています。

また、パンフレットは作成しているけれども、内容が名刺の延長線上のように簡素なものであったり、待合室にただ置いているだけなど、患者に受け取ってもらうための努力をしていないのはとてももったいないと言えます。

クリニックが伝えたいことや患者が知りたいと思っている内容を盛り込み、さらにその様々な活用方法を理解し、実践すれば素晴らしい宣伝ツールとなるでしょう。

有効に使えば大きな集患効果を期待できるパンフレット、上記に紹介した方法を実践してさらなる来院数の増加につなげましょう。

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