2017.01.24

クリニックを守る!SNS情報漏洩の適切な予防策とは

SNS

近年、従業員がSNSを通してインターネット上に情報を流し、大きな問題となる事件が相次いでいます。これはSNSの使いやすさや倫理観の低下が主な原因であり、魔の手は医療業界にも及んでいるのが現状です。徹底した守秘義務が求められる医療業界でさえ情報漏洩しやすい現代。開業医兼経営者としてクリニックと患者を守るためには、徹底した情報管理と漏洩防止策を講じることが大切です。

情報漏洩を防ぐためのスタッフ管理の方法

勤務時間中にはスマホを持ち込ませない

従業員の中には、勤務中でも自分の携帯をポケットに忍ばせている人が増えています。業務の空き時間に携帯を取り出し、ふとした事をつぶやいたりメールのチェックをしたりするのです。携帯を日常的に使うのが当たり前の現代では、勤務中に携帯を持つ事に対して、あまり好ましくない事という認識が薄れてきています。このような光景が当たり前になってくると、ふとした拍子に機密情報をSNSにアップしてしまうような事態も十分に考えられます。  

情報漏洩対策の一つとしてまずしておきたいのは、勤務時間中にスタッフ個人の携帯を持ち込ませないことです。携帯が必要な業務がある場合は、個人の携帯ではなく医院で用意した業務専用携帯を使うようにすると良いでしょう。また、緊急時にはクリニックへ電話してもらうようにするよう促しておけば、万が一の時でも安心です。業務にきちんと集中するという意味でも、個人の携帯は更衣室に置いておくように促した方が良いでしょう。

守秘義務研修を必ず実施する

次にするべきは、倫理的な対策です。漏らしてはいけない情報をSNSにアップする事はいけないこと、と分かっていれば、問題は起こりませんよね。しかしながら、このような当たり前の倫理観が少しずつ薄れてきているのは避けられない事実です。なぜ学校や家庭で教わらなかったのかと嘆いても、情報漏洩してしまった後では取り返しがつきません。きちんとした倫理観が身についていないのであれば、経営者として根気強く教育し、スタッフ全体の意識を高めていく必要があります。  

スタッフの意識を変えていくためには、定期的に研修を行うのが効果的です。加えて情報漏洩やリスクについて議論を交わす場を設ければ、より強い意識として定着することが期待できます。考え方や生活の癖というのは、一度注意しただけですぐに変わるものではありません。定期的に実施し、個人情報を扱う責任の重さを根気強く説いていく必要があるのです。緊張感を持って動いてもらうために、現場スタッフの中から監視役を一人お願いするのも良いでしょう。

就業規則や誓約書にもSNSに関するルールを記載

情報漏洩対策として、就業規則や誓約書にSNSの事項を記載するのも有効な対策です。SNSによる情報漏洩は近年大きな問題となっておりますので、労働関連法令が改訂するのを待たずに改訂しても問題はありません。  

すでに在籍しているスタッフに関しては、改めて情報漏洩について説明し、新しい誓約書に署名してもらうと良いでしょう。

情報漏洩を防ぐためのスタッフ管理の方法

最近では、医師が情報発信源としてSNSを利用するケースも増えてきています。SNSによる情報発信は、使い方によっては患者やその家族に大変有意義な情報となります。また、自身で発信した情報が他の人の手によってどんどん広がっていくという性質を持っているため、良い情報がどんどん広がれば、それだけ大きな社会貢献となるのです。

しかし、間違った発言や倫理に欠ける発言をしてしまうと、たちまち炎上してしまう危険性があることも事実です。すべきでない発言をうっかりしてしまい、あとで投稿内容を削除したとしても、その記事を他の誰かが既に広められてしまっている可能性もあるのです。最悪の場合、SNSによる不適切な発言が炎上し、クリニックが訴訟を起こされるという事態にも発展しかねないということを覚えておきましょう。

特に医療関係者には、高い倫理観が求められます。患者に対して誹謗中傷するような発言、患者が不快に感じてしまうような言葉を発信しないよう、日頃から高いモラルと思いやりをもって取り組みたいものです。

 

参考:勉強会セミナー

開業を成功させる一番のポイントは、事業主となる先生が経営者として成長することにあります。経営者としての考え方、視点、判断の方法を学ぶための勉強会です。

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まとめ

このように、SNSは非常に良い面と怖い面が紙一重のツールです。”訴訟”などと聞くと恐ろしくて使うのが恐くなってしまうかも知れませんが、正しい使い方をしていれば問題は起こりません。この媒体をどのように活かすかは、クリニックを運営する医師やスタッフの倫理観にかかっています。個人情報、ひいては患者さんのことを守るためにも、スタッフが働く環境を管理できる態勢を整えることが大切です。

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