2017.01.07

クリニックの立地は駅前と郊外どちらが有利!?

立地選び

開業の成功を左右する最大要因といっても過言ではないクリニックの立地。
立地として最初に思い浮かぶのが駅前と郊外ですが、この選択肢はどちらが優位なのでしょうか?また、それぞれのデメリットとメリットをご説明いたします。

率直に駅前と郊外はどちらが優位なのか?

競合や見込み患者数を考えて選んだ方が優位になる

クリニックを開業した場合、駅前と郊外のどちらに開業した方が成功するかは一概には言えません。  

というのもそれぞれにメリットとデメリットがあり、開業するクリニックが診療圏の需要に適した診療内容かどうかも、立地と合わせて重要な要因となるからです。まずは駅前と郊外のメリット、デメリットを考えます。

駅前立地のメリットとデメリット

駅前立地のメリットは、利便性が高いこと、駅前には多数のテナントがあるため物件が見つけやすいこと、人目につきやすい1階などに開業した場合宣伝費をかけずに集患が見込める事などがあげられます。 通勤もしやすいため、スタッフを幅広い地域から厳選して採用することができます。   

対してデメリットは、競合が多いこと、運営コストが高く収益率が低いことです。 人の集まる駅前は、テナント数が豊富なため店舗やクリニックの開業が多く、ご自身が開業された後も競合クリニックが開業する可能性が高いと言えます。

郊外立地のデメリットとメリット

郊外立地のメリットは、競合が少ない、近隣の広い範囲から来院がある、運営コストが安いことなどがあげられます。  

対してデメリットは、郊外はテナントが少ないため物件が見つけ辛い、通勤が難しいためスタッフの採用範囲が近隣に限られる、近隣に調剤薬局が無い場合がある、集患力が弱いなどがあげられます。

開業を大成功させる立地選びの下準備とポイント

立地を決める前にチェックしたい条件

クリニックの立地を決める前に決定したいことがあります。それはクリニックのコンセプトです。コンセプトがはっきりしないと、クリニックに最適な立地も判断する事が出来ません。また、コンセプトが明確になることで、診療に必要なテナントの広さや設備なども明確になります。  

次に大切なのは、開業を考えている地域の特性を把握することです。ご自身がどのような場所でクリニックを経営していきたいかはっきりさせることで、条件にあった物件を迅速に探すことができます。

地域特性が診療内容と一致しているか

開業するクリニックのコンセプトが地域特性と一致していない場合集患が見込めません。具体的には古い住宅街に開業する場合は高齢者が多いので、内科や整形外科のニーズが多く、新興住宅街では小児科や婦人科のニーズが多いということです。  

また診療の説明も、地方より都市部の若い世代になるにつれ詳細な説明を求めますので、ご自身の診療スタイルを一度検討することが大切です。

診療圏を分断する障害物がない

開業するクリニックの周辺に大きな道路や川、坂など、人の流れを分断するものがあると、見込み患者数よりも実際の来患数が少なくなります。例え、駅前開業であっても物理的遮断物は集患に大きな影響を与えますので、できれば遮断物のない場所を選びましょう。

交通量の多さに惑わされない

交通量が多いとその物件は優良だと思いがちですが、開業して見ると思ったほど来患が少ない場合があります。例えば代表的なのは乗換駅です。数多くの人が毎日往来しますが、駅を降りる人はごくわずかです。

またべッドタウンと呼ばれる場所は、平日昼間の来患が極端に少ない場合もあります。交通量の多さが、そのまま集患のしやすさにつながらないことに注意しましょう。

競合クリニックに注意する

立地に配慮してテナントを選んでも近隣に、強い競合クリニック(診療圏の信頼を得ている古いクリニックや有名クリニック)が位置していると集患が難しくなります。その他、若手医師が経営しているクリニックや、後継者のいるクリニックなど、長い間競合になりそうなクリニックは事前にチェックしておくことが大切です。

 

参考:勉強会セミナー

開業を成功させる一番のポイントは、事業主となる先生が経営者として成長することにあります。経営者としての考え方、視点、判断の方法を学ぶための勉強会です。

>クリニック開業基礎講座

>クリニック継承基礎講座

>スタッフ採用・育成基礎講座

>広告・集患基礎講座

>開業医の為の将来設計講座

まとめ

駅前と郊外にクリニックを開業する場合、それぞれのメリット・デメリットを踏まえ、ご自身の診療内容に適合したテナントを選ぶ事が求められます。その他にも、選んだテナントが見込んでいる集患を達成するだけの条件を備えているかどうかも決定のポイントになります。
 
立地のみにとらわれ、競合クリニックの情報集を怠らないように、クリニックの開業地を選ぶ際には念入りな調査を行ないましょう。

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