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「人が一気に辞めてしまったから、とにかく人を確保するために急いで採用した」
「条件がよかったので採用した」「雰囲気がよさそうなのですぐに採用した」
このように採用のことを深く考えず、とにかく人手を確保するために、条件や雰囲気で即決してしまうというケースがよく見受けられます。しかし、実際入職してもらうと、「こんなはずじゃなかった」と先生の頭を悩ますスタッフへとなってしまい、後悔することになります。雰囲気などの「感覚」が最終の決定打になっている採用をしている限り、この現象は先生が引退するまで、ずっと続くでしょう。その繰り返される採用コストと教育コストは莫大なものになります。「採用基準の見直し」とは、この悪循環から脱出するための第一歩なのです。
院長の仕事に対する価値観が応募者と合うかどうかを重要視しましょう。

行動の裏には、価値観の不一致がある。
人が何か行動を起こすために判断を迫られた場合、多くは自分の価値観で判断し、行動へと移します。つまり人が違えば価値観も違いますので、その人によって同じケースの問題であったとしても起こす行動、出る結果も変化してしまうのです。これでは、先生のクリニックの経営における現場での重要な判断が、スタッフ個人の属人的な判断基準にゆだねられてしまいます。そのようなことを防ぐためにも、採用の際に、まずスタッフ一人ひとりの価値観と、どういう考え方を持って仕事に取り組むのか方向を揃えておく必要があります。
応募者の仕事に対する志を聞き出し、自分と価値観が合うかどうか確認しましょう。

採用基準の再設定で、
先生と応募者の目指す先を合わせましょう
今まで面接の際に重要視していたことが、「週に何日働けるのか」「職務経験はあるのか」等、条件面を見ているケースが多かったのではないでしょうか。しかし、そういった条件という目に見える部分だけでは、採用後先生が期待するようなスタッフになってくれるかはわかりません。採用を判断する基準は、先生の価値観、すなわち先生がどのようなクリニックにしたいのか、そこで働くスタッフはどういった人物なのかということを先生の中で考えて決定します。そして、その人物像とマッチした人物であるか、また先生が目指すクリニック、医療に対する考え方を理解し、共感できるかという点を重視し採用するか決定しましょう。人を採用するのは簡単ですが、人に辞めてもらうのはとても難しいですし、エネルギーもいります。そういったことも考え、本当に納得のいく採用するためにも、採用は「志」と「価値観」を重視した採用をしましょう。
応募者の持つ志や価値観が今までどのように実践されてきたのか、前職の経験を聞いて検証しましょう。
先生が目指すクリニック、それを実現するために先生が一緒に働きたいと考えるスタッフはどういう人物かを考え、採用基準を設定します。しかし、この採用基準を本当に満たす人物なのか、本当に採用しても大丈夫か、判断するのは実際難しいものです。ここで判断のポイントとして重要なのは、言葉だけでなく、その人が実際に今までどういった経験、行動をとってきたかという点です。
例えば応募者が前職での経験があった場合、その人がそこでどういう考えのもと、どういう働き方をしていたか、そこでの経験などを聞き判断します。行動と価値観は表裏一体です。そのひとの行動がどういう考えのもとでとられているかを面接では見ましょう。
