医院開業・経営の秘訣ブログ

2018年07月02日(月)

クリニックの経費にはどんなものがあるの?経費計上のポイントとは?

クリニックを維持していくには、いろいろな経費がかかります。
スタッフのお給料などの人件費を始め、店舗の家賃や電気代、リース料などさまざまです。今回はそうした経費の種類について分かりやすく紹介すると共にそれらの経費計上のポイントについても詳しく説明していきます。

クリニックの経費にはどんなものがあるのか?
クリニックの経費の代表的なものとしては、人件費以外には次のような科目があります。

■クリニック経費一覧

  • 給与賃金 →スタッフへの給料・賞与等
  • 法定福利費 →スタッフへの社会保険や労働保険のクリニック負担分等
  • 福利厚生費 →社員との飲食代、スポーツジム会費、忘年会の費用等
  • 地代家賃 →クリニックの店舗の家賃、駐車場代
  • 水道光熱費 →電気代、ガス代、水道代
  • 減価償却費 →内装設備やクルマなどを数年かけて費用にしているもの
  • リース料 →医療機器などのリース料
  • 通信費 →電話料金、FAX料金
  • 広告宣伝費 →看板掲載料、パンフレット作成料、ホームぺージ作成料等
  • 損害保険料 →火災保険料等
  • 車両費 →ガソリン代、車検料、保険料、タイヤの交換費用等
  • 修繕費 →内装設備などの修理費用
  • 租税公課 →固定資産税や印紙税等
  • 消耗品費 →文房具やコピー用紙などの消耗品費用
  • 利子割引料 →銀行からの借入金に対する利息

※経費の分類の仕方は、すべてのクリニックに共通するものではありません。
たとえば、医師会の会費を「諸会費」という科目で処理しているクリニックもありますし、「支払手数料」という科目で処理しているクリニックもあります。
このようにクリニックによって、特定の費用をどの経費として処理をするのかはわかれることもあります。

クリニックの経費は4種類に分けて捉えると分かりやすい

前章で説明したようにクリニックの経費にはさまざまなものがあります。そのため全体像をつかみにくく感じてしまうかもしれませんが、4種類に分けて考えると捉えやすくなり、経費計上の際の注意点やポイントも分かりやすくなります。

 
1. 原価

注射器や湿布代、院内処方なら薬の仕入代などの経費です。患者数に比例するのが特長です。他の経費と違い請求書がなくても、患者数に応じて見積計上ができます。そのためカルテなどから使用したことが客観的に分かれば、経費に計上することが可能です。

 
2. 人件費

給料、社会保険料、福利厚生費が当てはまります。
中でも、給料は金額が大きいにもかかわらず領収書がないため、架空人件費の有無を税務署に注目されやすくなります。客観的に証明するために下記2点は最低限行っておきましょう。

● 架空人件費だと疑われるリスクもあるため現金払いは避け、支払いは医院の口座から従業員の口座への振り込みにする(お金の流れの可視化)

● 給与明細書の控えは保存する。

 
3. 店舗や設備維持費

地代家賃、水道光熱費、リース料、減価償却費、繰延資産償却費(保証金のうち返還されない金額など)などの経費です。水道光熱費を除いて、領収書がありません。
そのために、経費に落とす際のポイントは契約書、請求書を保存することです。数年にわたって経費に落とす際には、それらの書類が年数を判断する材料になります。具体的には次の通りです。

● リース:契約書にリース期間が記載されている。

● 減価償却費:購入した固定資産の請求書から耐用年数を読み取る。

● 繰延資産償却費:物件の賃貸契約書から、トータルで経費に落とせる。金額と償却期間が記載されている。

 
4. その他の経費

1〜3以外の経費については、基本的に領収書・請求書・納品書を保存する必要があります。経費に落とすためには納品書を見るのがポイントです。現預金の支払い時点ではなく、未払いでも納品・サービスの提供を受けたら計上できるからです。
反対に節税対策の一環で多額のお金を支払っても、納品・サービスの提供を受けていないものは経費にならないので注意しましょう。

 

 

まとめ

経費は大まかに分けて4種類あり、それそれに計上の際に気をつけるべきポイントがあります。領収書や請求書、契約書など必要に応じて書類を保管し、常に税務署に対してきちんと説明できるように備えておきましょう。
適切に経費計上し、皆様のクリニックの経営に生かしていただければと思います。

 

 

 

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