医院開業・経営の秘訣ブログ

2016年09月18日(日)

開業医なら知っておきたい節税知識!車を買えば、税金がいくら安くなるのか?

大きな利益が出そうな時、「車でも買って節税しましょう」と顧問の税理士から提案された先生もいらっしゃるかと思います。 ですが、ここに注意点があります。
車のように高額で何年も使えるものは、購入した時に一気に経費にすることはできないのです。

また、購入した車が100%仕事用であれば問題ありませんが、一部をプライベートで使っている場合は、 仕事で使っている分しか経費にすることはできません。
減価償却といって、数年間にわたって経費にすることになります。
新車の場合は6年かけて経費にすることになります。
一気に経費に落とすことができるようにすると税金をとれなくなるので、国が少しずつ経費にしていくようなルールを作ったわけです。

500万円の新車を買った場合の節税額

車本体価格

500万円

自動車税などの諸費用合計

50万円

購入した日

6月14日

という条件で車を購入した場合の節税額を計算してみます。 まず諸費用の50万円ですが、これは購入した時にすべて経費に落とすことができます。

次に車両本体価格です。 車は6年かけて経費にするのですが、計算する時は償却率という決まった数字をかけて計算します。

耐用年数

定率法償却率

2年

1

3年

0.667

4年

0.5

5年

0.4

6年

0.333

7年

0.286

8年

0.25

9年

0.222

10年

0.2

11年

0.182

12年

0.167

13年

0.154

14年

0.143

15年

0.133

この表によると、6年の場合の償却率は0.333ですので 500万円×0.333=167万円が、 最初の1年で経費になります。

ですが、今回は6月に購入していますので、実際の計算は月割になります。
つまり、今年は6月から12月末までの7か月間だけ経費に落とすことができますので、
167万円÷12ヶ月×7か月=97万円
が減価償却費として経費になります。

そのため、1年目で経費にできる金額は、
諸費用50万円
本体の減価償却費97万円
合計147万円
となります。

そして147万円を経費落とすことによる節税の金額は、所得が高い先生の場合は税率が50%ですので、
147万円×50%=73.5万円となります。

1年目は、73.5万円税金が安くなるということですね。
2年目に経費になる金額は次のようになります。
(500万円-97万円)×0.333=134万円

1年目で97万円経費にしていますので、購入価格の500万円から97万円を差し引いた金額に、先ほどの償却率を掛け算します。
2年目は12ヶ月まるまる使いましたので、月割りすることなく134万円すべて経費になります。

このように、クルマを購入した場合、諸費用はその時の経費になりますが、本体価格は6年かけて経費にしていきます。
しかも、最初の年は月割りしますので、12月に購入した場合は1ヶ月分しか経費になりません。
購入時期によってその年の節税額が変わってきますので、購入前に節税額を試算してから判断するようにしましょう。

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