医院開業・経営の秘訣ブログ

2016年09月07日(水)

節税よりも患者数を増やすことが大切な理由

決算書は、「売上-経費=利益」という計算をおこなっています。そして、決算書の利益を基準にして、確定申告で税金の金額を計算します。 税金を払った後に残ったお金が手取りの金額で、手取りの金額の中から生活費や教育費、開業ローン、住宅ローンの返済をおこなっていくことになります。

つまり、利益-税金=手取り となります。 
手取りの金額が一番大事ですので、手取りの金額を増やす方法を考えてみますと、その方法は3パターンしかないことがわかります。

① 売上を増やす 
② 経費を減らす 
③ 税金を減らす 
のどれかになります。 
このうち、 ②の経費の削減はクリニックではほとんどできません。

逆に、人件費や広告宣伝費、教育研修費などは、患者様を増やす上で非常に重要な経費です。減らすのではなく、むしろこの経費に投資していく方が結局は、患者様の数が増えて利益は増えます。

③の税金を減らすのはどうでしょうか。

たとえば、自宅で仕事をするために買ったものを経費に落としたり、情報交換目的でドクターと飲みにいった分を交際費にしたりすれば、年間数十万円程度の節税はできると思います。
また、今まで奥様に給与を支払っていなかった先生が、専従者として奥様に給与を支払うようにすれば、年間100万円以上の節税も可能ですし、法人化すれば場合によっては数百万円の節税になります。

しかし、これらの節税対策は、「一度やってしまえばそれで終わり」という要素がが強く、毎年新たに何かをするというものではありません。 その点、患者数を増やすための取り組みには終わりがありません。また、先生のマンパワーの限界まで患者数を増やす余地は残っています。

たとえば、今より患者数が1日10人増えた場合、利益と手取りの金額がいくら増えるかシミュレーションしてみます。 患者様1人からの平均売上5000円
患者様1人にかかる診療材料費・検査費 500円
患者様1人あたりの利益 5000円-500円=4500円
とすると、

1日10人×4500円=45000円 (1日の利益の増加額)
45000円×21日(1ヶ月の診療日数)=945000円(1ヶ月の利益の増加額)
945000円×12ヶ月=11340000円(1年間の利益の増加額)
となり、年間1134万円も利益が増加することになります。

利益には税金がかかってきますので、所得が高くて税率が最高税率の50%(所得税と住民税あわせて)の先生の場合、 1134万円×50%=567万円が税金でもっていかれてしまいますが、
それでも残りの567万円も手取りが増えることになります。
やはり節税よりも患者数を増やしていく方が手取りは多く残ります。

節税については、

☑経費のモレがないかどうかのチェックする

☑奥様に適切な給料を払う

☑医療法人化について検討する

の3つをおこなえば十分です。 それが終わった後はひたすら、患者数を増やすことにエネルギーを注いでください。

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