医院開業・経営の秘訣ブログ

2016年09月07日(水)

クリニックにホームページはなぜ重要?どんな種類があるの?制作の流れは?知っておきたい専門用語まで徹底解説

クリニック経営において、ホームページは必須のツール。しかし、そもそもどうして重要といわれ、クリニックにおけるホームページにはどんな種類があり、どのような流れで作るのでしょうか?ホームページを作る際、最初に知っておくと必ず役立つ基礎知識をお届けします。

クリニック経営においてホームページはなぜ重要?

ホームページは、看板やパンフレットなどの広告媒体とは違い、個人であっても不特定多数に情報を気軽に発信できるツールです。スマートフォンの普及などにより、外出先などからでも簡単に情報が収集できるようになった現在、ホームページは広告として重要な位置を占めています。とりわけクリニック経営において、ホームページは、

①地域住民との接点をつくることができる

②他院とは違う自院の特徴をしっかり伝えることができる

という観点から、非常に重要なツールとなっています。

①地域住民との接点をつくることができる

健康な地域住民は普段、実はあまりクリニックのことを気にしていません。広告や看板で存在を知ることはあっても、意識して「自分が通いたいクリニックかどうか」を調べることはありません。たいていは病気になってはじめて情報収集をはじめ、クリニックとの接点を持ちます。これは、クリニックが、キャンペーンやセールなどのように売り側が接点を準備できる多くの商売と異なるところといえるでしょう。

そのとき、たとえば夜の11時に体調が悪いと感じ、明日の朝クリニックに行こうと考えている人に対して、タイミングよく医院の存在、情報を伝えることができるのはホームページ以外ありません。ホームページは、新しい患者様様との接点になるいちばんのツールなのです。

スマートフォンの普及により、子どもからお年寄りまで、誰でもすぐにインターネットにアクセスできる現在、ホームページを持っていることはもう当たり前だといえます。ホームページの中にどういった情報を出し、どう見せるかがホームページを効果的に活用する上で重要なのです。

 

②他院とは違う自院の特徴をしっかり伝えることができる

患者様様にとってクリニックを探すということは、かかりつけ医を探すということと同義です。そのため、看板などの広告と違い、豊富な情報を掲載することができるホームページは、患者様にとって通いたいクリニックかどうかを判断する上で、非常に重要なツールなのです。

クリニックのホームページでは、単に医院の診療時間や住所、アクセスの方法を伝えるだけでなく、自院の特長や専門性、診療方針など、できるだけ詳細に載せるようにしましょう。

このようにホームページの重要性を知った上でホームページを設計し、デザインするかどうかで、ホームページで出せる成果は劇的に変わります。

クリニック経営におけるホームページの種類

ホームページには様々な種類があり、発信したい情報やターゲットに合わせてその働きを大きく変えます。ホームページの種類を、クリニック経営との関係性で見てみましょう。

プロモーションサイト

主に商品やサービスの認知度を向上させたい、売り上げを伸ばしたいというような働きを持ちます。クリニック経営ではあまり作成することのないサイトです。

 

コーポレートサイト

資料やサンプルの請求、お問い合わせを増やしたいというような働きを持ちます。医院では、著書のプレゼントやパンフレットの請求など、地域の皆様に医院で行っているサービスをより近くに感じていただくために作成することが多くあります。

 

ブランディングサイト

他者との差別化を図り、自院の強みをより強くアピールすることのできる働きを持ちます。 クリニックでは、自院のホームページとは別に治療の専門サイトで強みを発信するという手法もとられます。自院のサイトの他に「白内障専門サイト」や「内視鏡専門サイト」、「美容皮膚科専門サイト」などを作成することで、専門的な強みを地域に発信することができます。

 

リクルートサイト

新入社員やパートタイムを募集する際に使用します。掲載できる情報に限界のある採用情報誌などと違い、自分自身で掲載する情報を選択できるため、よりクリニックに合った人材に募集をかけることができます。
クリニックでは、診療方針や理念、院長の人物像やすでに働いている先輩スタッフの声などを載せ、クリニックのことを応募者に理解してもらう、また、応募者が実際にそのクリニックで働くイメージを思い浮かべるというようなサイトが多くあります。

 

ブログサイト

患者様に親近感を感じてもらったり、自分の考えを伝えることのできるサイトです。SNSなどと複合的に運用されることが多くありますが、院長である自分自身の考えを常に地域に発信しすることのできるツールとして大きな意味を持ちます。

最低限知っておきたい、ホームページの専門用語

ホームページを作る際には専門用語が多く出てきます。ある程度、専門用語を理解しておくことで、ホームページ制作会社とのやり取りをスムーズに行うことができます。下記に、基本的な専門用語をまとめますのでご参考ください。

検索エンジン

検索エンジンとはインターネットで公開されている情報を、キーワードなどを使って検索できるwebサイトのことを指します。日本国内では、Google・Yahoo・Bingの三種類があります。

 

SEO

検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)を意味する言葉で、検索エンジンで上位表示を達成するための技術のこと。特定のキーワードで検索結果が上位に表示されているサイトは、SEO対策がなされているサイトといえます。

 

リスティング広告

GoogleやYahooなどの検索エンジンの検索結果ページに、検索されたキーワードと関連性の高いサイトを有料で上位に表示できる仕組みです。 検索結果を表示する画面上で【広告】と表示されているサイトがリスティング広告にあたります。

 

アクセス解析

どこからホームページを訪れたかや、サイト内での行動履歴、閲覧ページの数などを解析することを指します。

 

サーバー

データを貯蓄し、要求に応じて保有している情報やサービスを提供するもの。ホームページの情報をサーバーに貯蓄することで、検索などをしている人に情報を与えることができます。

 

ドメイン

わかりやすくいえばインターネット上での住所といえます。メールアドレスやホームページアドレスはドメインの一部です。

ホームページ制作の流れ

上述のように、ホームページは、診療時間やアクセスを伝えるだけのものではなく、医院の強みなどを地域の方に伝えられる大切なツールです。どのような情報を伝えたいか、しっかり吟味し、戦略的に制作していきましょう。以下は主な制作の流れです。

① 地域内にある同じ診療科の医院(=競合医院)のホームページを調査

② ホームページで伝えたいことを検討

③ サイトの全体設計

④ 原稿作成

⑤ デザイン

⑥ 撮影

⑦ サイトの構築

⑧ ホームページの公開

⑨ 公開後の検証

①競合医院のホームページを調査

ホームページは他院と比較されることが大前提にあります。比較された時にも「貴院に診てもらいたい」と強く思ってもらえるだけの情報を伝える必要があります。 競合が伝えていることや、強み、特徴などを踏まえた上で、どういった事を押し出すかを考えます。

 

②ホームページで伝えたいことを検討

ホームページを作る上で最も重要なのが「地域に何を発信したいか」というコンセプトです。 院長先生の専門性や診療姿勢、開業のきっかけやそこにかけた想いなど、院長先生のお考えや専門性、クリニックの特徴を余すことなく押し出すことが重要です。

 

③サイトの全体設計

入れたい内容が決定した後に、ページ数や仕様、適切なキーワードなどを設計します。

 

④原稿作成

どのような内容を入れるかを踏まえた上で、実際に原稿を作成します。 サイトのレイアウトなども作成し、どの原稿がどの場所に入るかを決定していきます。

 

⑤デザイン

デザインは、競合との違いを見せるという意味でも大きな意味合いを持ちます。 内容がほぼ同じものの場合、ホームページのデザインで通院先を決定する場合もあるので、 デザインで競合に劣らないようにすることが重要です。また、ホームページのデザインはボタンの配置場所など、操作性を意識することが大切であり、誰が見てもわかりやすく、見たい情報が掲載されているページに到達できるような作りにする必要があります。

 

⑥撮影

ホームページに使用する写真を撮影します。写真によりホームページの印象が大きく変わるため、ホームページで伝えたいこと、ホームページのデザインなどを考え、写真の雰囲気や構図を構成する必要があります。
ホームページの写真はどんな写真で良いというわけではなく、ホームページのコンセプトに合っている必要があります。親しみのあるコンセプトの場合、院長先生やスタッフさんの笑顔の写真、専門性を押し出す場合は医療機器の写真や手術シーンなどを使用することで、さらにホームページのコンセプトを明確にすることができます。

 

⑥サイトの構築

デザインや原稿を実際のサイトに組み込んでいきます。
紙媒体のようにただ打ち込むだけではなく、ホームページを作成するときにはコーディングやシステム開発が必要なため、紙媒体に比べ時間がかかることがあります。サーバーやドメインの契約もこの時に合わせて行うことがほとんどです。

 

⑦ホームページ公開

構築したシステムなどが、不具合なく動作することが確認できましたらホームページを公開します。

 

⑧ホームページ公開後の検証

ホームページは他の広告物と違い、効果を定量的に知ることが可能です。 1日にどのくらいの人に見られてるのか、どのページが多く見られていて、どのページが少ないのかなど、実際の数字を元に、ホームページの改善や修正を行うことができます。
現在では、Googleより「Google Analytics(グーグル アナリティクス)」という無料のアクセス解析ツールが提供されているため、解析ツールの導入に費用がかかるということはありません。

まとめ

いかがでしょうか?ホームページを作成する上での基本をこの記事ではご紹介しました。ホームページ作成は一見すると難しいように思えますが、基本を押さえることができれば難しいことはありません。ホームページの必要性を認識し、質の高いホームページを作成しましょう。

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