医院開業・経営の秘訣ブログ

2016年09月06日(火)

競合分析をもとに自院の「強み」を考える

ある程度物件の目処がつき、診療圏調査に着手したら、併行して診療圏における競合クリニックを調べるようにしましょう。

調査では、その地域で競合となりそうなクリニックがないか、あればそのクリニックの評判はどのようなものか、詳しい情報をできるかぎり収集することが必要です。競合調査の有効な方法や心がけたいことをご説明します。

競合のホームページから地元のタクシーまで、
様々な手段で評判情報を収集

自ら競合調査を実施する方法としては、地域の薬局や医薬品・医療機器卸の営業担当者などから情報を入手する方法が考えられます。

また、ホームページをはじめ、看板やパンフレットからの情報収集も必要不可欠です。ホームページなどの広報には、そのクリニックが特に打ち出したい特長を記載しアピールしていることが多く、また、地域住民からすれば、そうした情報源がクリニックを判断する材料になっています。そのため、どのクリニックが患者にどのようなイメージを持たれているのか推測しやすくなります。

さらに詳細な調査を行う場合は、“タクシー”に乗ることもおススメです。できるだけその地域での経験が長いドライバーのタクシーに乗りましょう。すると「あそこのクリニックは朝の8時半から20人くらい行列ができてるよ」「あそこの先生は○○で評判だね」など、様々な情報を得ることが可能です。

情報を診療圏分析と照合し、「自院の強み」を考える

診療圏分析で導き出した地域の推定患者数を、これらの競合医療機関とどう分け合うことになるかを検証していきます。

ここで大きなポイントとなるのが、それぞれの診療所の立地や医師の診療方針、年齢などです。専門分野や自院にしかできない検査・治療などがあれば優位になります。こうして、「自院の強み」が何かを客観的に分析していきましょう。

開業後、競合医療機関に負けない取り組みを

こうした競合医療機関の問題は、開業時だけでなく、開業後も常に考えていかなければいけません。新規の競合医療機関が出てきても動じない力を付けたいものです。

競合に負けないクリニックになる上で特に重要なのが、「地域でのイメージ」です。開業後にどれだけ先生が独自の専門性を持って、かつ丁寧に診療をしていたとしても、そのことが地域に知られていなければ意味がありません。またスタッフが患者対応をないがしろにしていれば、先生の努力に関わらず評判は悪くなっていきます。逆にスタッフの患者対応を向上させることで、「クリニックのファン」を作ることができ、競合との差をつけることもできます。

逆に言えば、競合医療機関がこうした取り組みで患者の人気を集めている場合は、新規開業しても患者獲得を見込めない場合があります。その場合は、残念ながら当該地域での開業を見送ることもありえます。医療は保険診療の範囲内において料金は統一されています。他院との違いを打ち出す上でも、競合医療機関を十分に知り、地域の中でのイメージ・評判向上に努め、「クリニックのファン」づくりを継続することが大切なのです。

開業・経営のご相談 お問い合わせ
お電話でのお問い合わせ
電話番号
メールでのお問い合わせ
医院開業・経営について問い合わせる

このページのトップへ