医院開業・経営の秘訣ブログ

2016年08月31日(水)

看板は表札ではない!看板の費用対効果を考える

看板の設置予算は30万円から場合によっては200万円くらいかかることもあり、目的によってかける費用も変わってきます。
しかし一般的に値段が高いと思われている「看板」も、効果を考えると非常にコストパフォーマンスが高いことがわかります。

そもそもクリニックは他の業界とは違い、「医療広告規制」があるため、クリニックの存在を知ってもらう方法は限られてきてしまいます。
そんな中、クリニックにとって「看板」は非常に重要な広告です。
まずほとんどのクリニックは地域密着であるため、来院される患者様もクリニックから半経1km圏内(地方では3km程度)からの来院がほとんどになります。
つまりクリニックから半経1km圏内に住んでいる住民の方にクリニックの存在を知ってもらうことができれば十分で、そういった意味で看板は非常に重要な広告だといえるのです。

看板は表札ではなく最良の広告

しかし多くのクリニックの看板を見ていると、残念なことに看板は「表札」程度にしか認識されていないと感じることがよくあります。特にこれから開業される院長先生の多くはクリニックの中の設備機器や内装などを優先してお金をかけています。
そして予算がほとんどなくなり、後回しにされた看板は本当に表札のようなものになってしまったという例が数多くあります。

開業して間もないクリニックにとって大切なのは、まだ来院していない患者さまにクリニックの存在をどうやって知ってもらうかが重要です。
誰もが知っている有名なブランド店ならともかく、クリニックの雰囲気を伝え、地域の方に存在を知ってもらい、開業のスタートダッシュ、売上に直結するのは看板です。
まずは存在を知ってもらい、来院してもらわなければ、内装にいくらお金をかけても仕方ありません。看板は患者数アップのためにまず考えなければならない広告です。

看板の値段は高い?

例えば、看板に60万円かけた内科を例に費用対効果を検証してみます。

一般的に内科の平均診療単価(患者1人あたりの平均単価)は5,800円といわれています。このうち1回の診療にかかる原価(診療材料費・検査費等)は院外処方の場合売上の10%ほどです。つまり、5,800円×90%=5,220円が利益となります。

これを前提に看板の費用対効果を検証すると、
看板60万円÷5,220円=約115
つまり1年で60万円の看板費用を回収すると考えると115人の患者様に来ていただければいいということがわかります。
月で考えると、115人÷12ヶ月=約10人

看板を設置することで、今より患者が月に10人増えれば1年で回収できるという計算になります。
1年間で割ると、月々5万円です。さらに日割りにすると(診療日数21日とした場合)2,380円程度です。

このように考えると、あまり人通りがなく、目立たない看板に60万円を使うのでは意味がなく“高い看板”といえます。しかし交通量が多く訴求力の強い看板であれば看板にかかった費用はすぐに回収できるため“安い看板”または“費用対効果の高い看板”といいうことがいえます。

看板は24時間広告し続け、設置から2年目以降も広告効果は続く

看板は24時間クリニックの存在や魅力を地域に発信し続けてくれます。
仮に、クリニックを宣伝してくれるスタッフを1人雇うとなると月20万ほどはかかります。年間で240万円です。
一方看板の場合、一回の設置にかかる費用は30万~80万円程度です。費用対効果を考えるのであれば、間違いなく看板にお金をかけるべきだとわかります。

また、看板の効果は設置1年でなくなってしまうというものではなく、設置から3年、5年と効果は続きます。先ほどの例で考えると、1年で60万円の費用を回収できた場合、2年目以降看板によって増えた患者様分はすべて利益となります。看板は広告であり、投資であると考えることでその看板にお金を払う価値があるどうかがわかります。

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