医院開業・経営の秘訣ブログ

2016年08月26日(金)

失敗しない面接・採用〜選定時のチェックポイント

スタッフの採用は、書類(主に履歴書)による選考で面接者を絞り、面接を経て採用者を決定するのが一般的な流れです。クリニックの方針に沿った優秀な人材と出会うために、選定時に何をチェックするのか十分吟味しておくことが大切です。

書類選定でわかる人物像

書類選定では、履歴書の記載内容から人物像を想像し適性を判断します。例えば、誤字脱字がある、文字が雑に書かれている、写真が貼られていない、などの場合は、仕事が雑でかもしれない、という推定が可能です。

職歴欄を見れば、応募者に医療機関の勤務経験があるかどうかが分かります。短期間で転職を繰り返しているタイプは、本人の考え方に問題がある可能性も否定できません。このほか、通勤距離も候補者を絞り込む上での判断材料になるでしょう。

事前質問シートを活用

短時間の面接で効率的に必要事項を聞き出すためには、最低限質問したいと考えている「事前質問シート」を作っておくとよいでしょう。内容としては、例えば、

・仕事をしていて何に一番やりがいを感じますか?

・前回の職場で不満があったこと、もしくはよかったと思う点を教えて下さい。

・当院で働く上で期待することは何か教えて下さい。

・仕事をするうえでもっとも大切にしていることを教えて下さい。

などが考えられます。

募集広告の出し方にもよりますが、医療事務スタッフは10人を超える人数から選考することもめずらしくありません。そこで、いきなり面接に入る前に質問シートに記入してもらいます。そうすることで、応募者自身も頭が整理されるため面接でも効果的に応募者の考えを引き出すことができます。また後で応募者を比較検討する際に役立ちます。

面接ではまず、第一印象が重要になる

面接には普通、普段の自分以上に良く見せようと意識しているものですが、それでも遅刻してきたり、挨拶ができなかったり、目を見て話せなかったりだとすれば仕事でも同じことになる可能性が高いと考えてよいと思います。

また先生が見た瞬間に感じた第一印象が、患者様がクリニックに入ってきて受付に行った際に感じる第一印象と同じであるといえます。もしその印象が当院にふさわしくないと感じたのであれば、採用は見送った方が賢明でしょう。

クリニックのスタッフになるのに相応しい身だしなみ、マナーが備わっているかどうかもチェックしましょう。メイクが派手、爪を伸ばしている、強い香水をつけているといった応募者は、医療機関に勤務しようとする姿勢に欠けると考えられ、大きな減点要素になるといえます。

実践的な質問で仕事に対する姿勢を見る

応募者への質問では、仕事に対する意識や姿勢の確認に重点を置きたいものです。 例えば、「患者は、クリニックの受付スタッフに何を求めていると思うか」「前職で一番やりがいを感じたのはどのようなときか」など、仕事の現場に則した具体的な質問をすれば、 応募者の考え方がつかめます。また、過去に転職経験があれば、必ず転職の理由や前職で不満に感じたことなど聞くのも人物像の把握に役立ちます。

ここで明確な理由がない、誤魔化す、前職の批判をするなどの対応が見られれば、採用を見送る方がよいと思います。その人の考え方の習慣となっている可能性が高く、採用後も同じような理由で辞める可能性が高いからです。

これらの質問に対する受け答えを見ながら、院長が職員に求める「ホスピタリティー」「とっさの対応力」「協調性」「向上心」などの能力が備わっているかを確認していきます。

また面接時に院長の側から、経営理念、診療方針、望ましい人材像、求めるスキル、院内のルールなどを説明することも重要です。採用後のトラブル防止につながるうえ、院長の話に応募者が共感しながら聞いているか観察すれば、自院に合う人材かどうかを判断できます。

本籍や家族構成の質問はNG

なお、面接時は、本籍や家族構成、家族の職業や、思想・信条、宗教、尊敬する人物など、本人の適性や能力と関係のないことを直接質問してはいけません。ただ、応募者には当然主婦も多く、家庭の事情で働く時間が限られる人もいます。質問内容には十分に配慮しつつ、「急にシフトを変えなくてはいけない事態になる恐れはあるか?」など確認はしておいた方がいいでしょう。

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