医院開業・経営の秘訣ブログ

2016年08月24日(水)

「開業の告知」は最大の広告機会! クリニック広告手段の基礎知識

開業して2年以内のクリニックで患者が集まらず上手くいかない例を見ていると、ほとんどの場合「地域に認知されていない」ことが原因です。クリニックにとって「開業時の告知」 は、最大の広告機会であるといっても過言ではありません。この機会を逃さず、順調な滑り出しを迎えるためにも、効果の出やすい広告手段について十分な検討をしておきましょう。

それぞれの広告手段は一長一短、期待すべきはホームページと口コミ効果

クリニックのホームページで必ず掲載したい情報とは、下記5つです。

① 医院前の看板

② 駅看板などの交通広告

③ 野立て看板

④ 新聞折り込みやポスティングなどの一過性の広告

⑤ クリニック自体が情報発信源となるパンフレットやホームページなど

駅看板は、都市部の医療機関でよく使われる媒体です。主な患者が駅の乗降客だと想定する場合に、 クリニックの存在をアピールする上で有用です。一方で、比較的広告料金が高いため、開業後に患者数が安定してきたら更新を見直すとよいでしょう。

野立て看板は、車での来院が多い地域や、立地が奥まっていてわかりにくい場合などで有効な広告媒体です。道案内の役割も果たせます。しかし野立て看板を一から作る場合、制作費用や設置料金は高めで、汚れが目立つと逆効果になる点に注意しましょう。

新聞折り込みやポスティングなどといった一過性の広告は、「内覧会」「セミナー開催」など、告知できる“ネタ”があるときに有効な広告手段です。クリニックの場合、医療広告規制などの関係で地域に大々的に広告できるチャンスは少なく、「開業」という最も大きな“ネタ”があるときには、積極的に検討したいものです。

自院で作るパンフレットやホームページは、広告(advertising)というより広報(public relation、PR)といったほうが理解しやすいかもしれません。これらは看板に比べ費用が安く、写真や医院情報も詳しく掲載できる点が最大の魅力です。とくにホームページは、今や欠かせない広報ツールになっています。

クリニックの場合、多くが高齢患者であるケースが多いため、ホームページを「必要ない」と割り切って作成しないクリニックもありますが、高齢患者がメインであったとしても、必ず成果が出ているのがホームページです。実際、来院したきっかけをアンケートで収集すると、ホームページをしっかり作成できているクリニックであれば、一番費用対効果が高い手段となっています。

節約のため「広告費をなるべく削減」は危険

開業医のよくある失敗の代表例が「広告費の削減」です。先輩開業医や税理士、場合によっては開業コンサルが、「運転資金」の重要性を語り、無駄な費用はなるべく減らした方がいいと説明することがあります。

もちろん運転資金は重要で、そこを想定できていなければ資金がショートし経営を継続できなくなってしまいます。しかしだからといって「広告費」を削減するという考えは、非常に危険です。

承継開業や医療モールの中の開業であれば、地域住民からの認知度が比較的高い状態からスタートできますが、そうでない新規開業のクリニックの場合、患者はすべて「新規患者」です。新規患者を集めるには、まず「存在を知ってもらう」ことが重要ですが、広告費を削減し、看板の数を減らしたり、開業告知チラシの部数を減らしたり、内覧会を開かない、ホームページを作成しないなどといったことをしてしまうと、地域の認知は劇的に弱まってしまいます。

開院すれば少しずつ口コミは広がると考えている先生もいらっしゃいますが、新規患者が少なければ、そもそも口コミしてくれる方の母数も少なく、口コミは広がりません。

開業時はどうしても内装や医療機器にお金をかけてしまいますが、開業のスタートを上手く切ることを考えると、「内装以上に広告が大事」と私たちは考えます。

広告は費用ではなく、患者を増やすための投資です。ここに投資をしなければ、新規患者というリターンを得ることはできないのです。

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